ギックリ腰の原因とその対処法は?

腰痛情報

まずは安静にすること、心配はいりません。

今、一ミリも動けない、すがっている手を離すとその場に崩れ落ちそうになる。

ギックリ腰を経験された方はこのようになっていることでしょう。

今そのような状態であれば、まずはとにかく動かないこと、落ち着いてゆっくりと横になれる場所まで移動しましょう。そして、しばらくはその状態で我慢しましょう。

ギックリ腰はまずは安静にすることです。痛みは急にやってきます。しかし必ずピークがあり放物線で描くように徐々に痛みは下っていきます。

少し痛みが引いてきたら、そーっと、本当にそーっとちゃんと横になれるところへ移動してしばらく横になること。

ギックリ腰は、その場でいきなり治すことはできません。

それはギックリ腰は原因がはっきりしていないからです。

ギックリ腰とは通称で、正式には「急性腰痛」といいます。とわ言っても、急激に痛みが発症して動けなくなる腰痛をそうよんでいるだけで、はっきりとしたメカニズムはまだ分かっていないのです。

ですから、まずは安静にする、痛みのピークが過ぎるのを待つ、これが大事です。

動けないのですから、仕事も家事もできないのでしばらくは辛抱です。


ここでズームアウトしましょう。

ぎっくり腰の原因がはっきりしないのは、原因が一つではないからだと考えられます。

痛みの原因は、こむら返りなどの足がつるのと同じで、腰の周りの筋肉がつった状態になっていると考えらます。

上の挿絵の中は、普段腰を支えている筋肉群です。ぎっくり腰は、その中のいくつかの筋肉、特に腸腰筋と脊柱起立筋が緊張して凝り固まった状態だと考えられます。

筋肉はそもそも、収縮と弛緩を繰り返しています。毎日の生活で筋肉は収縮と弛緩を繰り返していますから、当然疲労を蓄積していきます。

本来ならその疲労を蓄積させないようになっているのですが、現代人はそれがうまく働いていません。

そのことについては、のちに紹介する著書「もう腰痛にならない」で詳しく紹介しますが、ぎっくり腰は、急に襲ってくるので、その直前に原因があるのではと考えがちですが、そうではなく、疲労の蓄積の爆発」と考えるべきです。

日常生活で、毎日、毎日、筋肉に負担を掛けて、その疲労を蓄積していき、それがピークに達したときに筋肉に一気に緊張が走るのです。まるで、腰で起こるこむら返りのようなものです。

運動不足も水分不足も関係しています。座ったまま同じ姿勢を続けることも、重いものを持ち上げる時も、しゃがんでの作業も、すべて腰には負担を掛けているものです。そのどれか一つが原因ではなく、それが積み重なって、溜まっていくことが原因です。

ですから、なってしまったギックリ腰を一瞬で治すことはできませんが、ぎっくり腰にならない予防法ならあります。さらにぎっくり腰になってしまっても、痛みのピークが過ぎるまで安静にしていれば、溜まった腰の疲労の蓄積を取り除くことはできます。

今、ギックリ腰を発症しているのであれば、焦らずにまずは安静にして下さい。


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池本 秀仁

健康寿命研究家
1964年生まれ、30歳の頃、父親から足心療術という足を使い身体を賦活させる技術を学ぶ。その後、独学で温熱療法や手技による施術などを研究する。しかしどんな療法をもってしても、患者さん自身が自分の力で健康になろうと思い生活しないと決して生涯健康ではいられないということを感じ、誰もが健康生活を維持できる方法を研究する道を選ぶ。
現在は偶然発見した「真・二足歩行」が腰痛以外にも様々な健康効果を発揮することを実体験しながら、その成果を一人でも多くの人に広める活動をしている。
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