多くの人が信じる「腰痛=筋力不足」という誤解
「腰痛にならないためにはインナーマッスルを鍛えましょう」―― テレビや雑誌、YouTubeなどで、そんな言葉を聞いたことがあると思います。
確かに、運動不足が続く現代人の生活では、筋トレはとても大切です。 筋肉を動かし、血流を良くし、姿勢を保つ力を養う。 それ自体は、どんどん取り入れるべき素晴らしい習慣です。
しかし、「腰痛を防ぐためにインナーマッスルを鍛える」という考え方は、実は的外れです。

インナーマッスルを鍛えても腰痛になる理由
どんなにインナーマッスルを鍛えても、腰痛になる人はたくさんいます。 なぜでしょうか?
それは「腰痛の原因」が筋肉の弱さではなく、 日常動作の中で腰に負担をかけ続けていることにあるからです。
人は毎日、何千回も立ち上がり、歩き、座り、しゃがみます。 その中で、「かかとをついて立つ・歩く・走る・しゃがむ」という動作を続けると、 重心が常に後ろにかかり、腰椎がわずかに反る姿勢になります。 このわずかな反りが、知らぬ間に腰にストレスを蓄積していくのです。
つまり、腰痛とは―― 「筋肉の衰え」ではなく、「誤った体の使い方による負担の蓄積」が原因なのです。
行動を変えることが腰痛改善の鍵
腰痛対策で最も重要なのは、インナーマッスルを鍛えることではなく、日常の動きを変えることです。
正しい行動の第一歩は「歩き方」を見直すこと。 私自身、14歳から40年間、腰痛に悩まされてきました。 整体・ストレッチ・筋トレ・ヨガ・東洋医学―― あらゆる方法を試しましたが、根本的な改善には至りませんでした。
そんな私が、たった一つの「歩き方の変化」で、 完全に腰痛から解放されたのです。
「真・二足歩行」とは?
真・二足歩行とは、人類が本来持っていた歩き方です。 現代人が失ってしまった、弾性エネルギーを使う自然な動き。
- かかとをつけず、足の前方(母趾球付近)で体重を受ける
- 軽く膝を曲げ、わずかに前傾姿勢を取る
- 筋肉ではなく「体の構造そのもの」で体を支える
これにより、腰や関節に負担をかけずに、 スムーズで疲れにくい動きが実現します。
ズームアウト:腰痛の本質とは?
腰痛とは「結果」であって、「原因」ではありません。 その原因は、「体の使い方」という日常の積み重ねにあります。
インナーマッスルを鍛えることは健康維持に役立ちますが、 腰痛対策としては、的を外しています。
腰痛を根本からなくしたいなら、 「筋トレをする」よりも「歩き方を変える」。 この一点に尽きます。
著書紹介
この「真・二足歩行」について、もっと詳しく知りたい方へ。
私自身が40年の腰痛生活から抜け出すことができた理由、 その理論と実践方法を、著書『もう腰痛にならない』で詳しく解説しています。
ぜひ一度、あなたの「歩き方」を見直してみてください。 腰痛から解放された人生が、そこから始まります。
「腰痛になるのは仕方がない」という常識を覆す。
人類は腰痛にならないように設計されている。
ー その事実を解き明かす一冊。ー

もう腰痛にならない
「腰痛は人類本来の力で防げます。薬や治療に頼らず、誰でも実践できる“真・二足歩行”で、生涯自分の足で歩ける未来へ」
注意 これは西洋医学でも、東洋医学でない、ヨガでも、ストレッチでも、筋トレでもない。
あなた本来の力について書かれた本です。
もう腰痛にならない: 遂に世の中の腰痛が無くなる日 | 池本秀仁 | 家庭医学・健康 | Kindleストア | AmazonAmazonで池本秀仁のもう腰痛にならない: 遂に世の中の腰痛が無くなる日。アマゾンならポイント還元本が多数。一度購入いただいた電子書籍は、KindleおよびFire端末、スマートフォンやタブレットなど、様々な端末でもお楽しみいただけます。


コメント