看護師の腰痛は職業病!?
看護職の実に5割~7割が腰痛を抱えているそうです。しかし、看護師さんは腰痛があっても労災申請しないと答えが8割にも上り、「患者さんの命に関わる仕事」という高い認識が腰痛があっても仕事は休まないという流れもあるようです。

看護師の腰痛の原因は、立ちっぱなしの仕事も多いうえ、中腰姿勢での力仕事なども多い。中腰での患者さんのベッドの身の回りの介助などは力の入れ方を間違うとすぐに腰への負担となります。
さらに、勤務体制も生活を不規則にするので生活リズムを崩しやすいので、疲労が十分に取れないまま勤務が続けばここでも腰への負担は蓄積していきます。
もう一つ大きな原因となるのがストレスです。「患者さんの命に関わる仕事」これは大きなストレスとなって現れます。ストレスにより自律神経が乱れると、心身共に回復力を下げてしまいます。
腰痛が酷くなれば、仕事に集中できなくなったり、不自由なことも起こります。仕事に差し支えが出て職業そのものを変えなければいけないという事態にもなりかねません。
ボディメカニクスとは、どんなもの?
人間が動作するときの筋肉や関節、骨の動きを力学的にとらえた動きを指します。
患者さんの、寝返り、起き上がり、移乗や歩行などの介助するときなどに、身体に無理な負担を掛けずに介助することを目的としています。
簡単に注意点を上げると
- 介助する場面では、足を前後、左右に肩幅より広いスタンスで立って行う
- ひざを曲げて腰を落として、重心を低くする。
- 重いものは持ち上げずに、横にスライドさせるように移動させる。
- できるだけ密着して、重心を近づけるようにする。
- てこの原理を使って力に頼らない。
- 患者さんにひざを曲げる、腕をたたむなどして小さくまとめる姿勢で介助する。
- 腕だけに頼らず、背中や腰、脚などの大きな筋肉を使って行う。
- 押すのではなく、体重を利用した引く動作を使う。
このような動きに気を付けて仕事をすることで、腰への負担を軽減することができます。
ここでズームアウトしてみましょう。
確かに仕事中に、ボディメカニクスを意識した動きで腰への負担を軽減することは可能です。
しかし、それでも腰への負担は蓄積されます。
そのための、工夫として、靴選び、職場での体操なども行われてきてはいますが、それでも腰痛を改善することが難しいのが現状です。
腰痛を抱えている人は、腰への負担を疲労としてため込んでいることが原因です。
職業を問わず、腰への負担は日常生活を送っていれば必ず掛かります。
しかし、その腰への負担をため込まない方法は、実は有るのです。
それは、「歩き方を少し変える」だけです。
具体的には、「かかとを少し浮かせて歩く」ことです。
ほんの1センチ~2センチでかまいません。
たったそれだけで腰痛にはならなくなります。
これは、人類が二足歩行を獲得したときに、すでに備わっていた元々の歩き方です。
日常生活をこの歩行(私は「真・二足歩行」と呼んできます。)歩いていれば、腰に負担を掛けることをしても自然とそれを回復してくれます。
現在、腰痛を抱えているすべての方へ、ぜひ、この歩行法を知り、腰痛から解放されればと願います。
著書紹介

長年腰痛に悩んでいる方へ、
本当に“根本から解決する方法”があ
るとしたら知りたくありませんか? 著者は足心療術の師範として多くの人々の体調改善に関わってきま
した。しかし施術だけでは、根本からの改善には至らない。患者自 身が自ら体を変えていかない限り、不調は繰り返してしまう──。 その限界を痛感した著者自身も、何十年もの間ひどい腰痛に苦しん できました。 そんな中で偶然発見した「歩き方」によって、著者の腰痛は完全に
消失。以後、あえて腰痛になりやすい動作を試しても、一度も再発 していないという事実。 本書で紹介されるのは、その“人類本来の歩行法”──著者が「真
‐二足歩行」と呼ぶ歩き方です。
かかとを浮かせ、膝をわずかに曲げ、体を前へと自然に倒す。その結果、下肢の筋肉はバネのように働き、衝撃を吸収しつつ血流を促 進する。これこそが、腰痛を防ぐ人間本来のメカニズムだと著者は 解き明かします。 さらにこの歩き方は、腰痛だけにとどまりません。
高齢者のつまずきや転倒骨折の予防
生涯、自分の足で歩き続けるための基盤づくり
ランニングや日常の移動を快適にする力
生活習慣病の予防
人間が進化の過程で獲得した“回復しながら歩ける身体”の秘密を
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