腰痛で病院を受診すると腰椎圧迫骨折と診断された・・・禁忌事項とその後の対策は!?

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尻もちをついてこけた拍子に腰椎圧迫骨折に・・・

腰椎圧迫骨折は高齢者に特に多い骨折です。特に女性の比率が多いようですが、それは女性に多い骨粗しょう症も大きく関係しています。

何かの拍子に尻もちをついたり、時には何かを拾おうとしゃがんだ時などにも起こります。

その場でうずくまってしまうほどの痛みがある場合が多く、救急車で搬送されたり、家の中で起こった時は家族に病院に担ぎもまれたりすることがあります。しかし、痛みはそれほどなく、気づかないうちに圧迫骨折を起こしていて、慢性的な腰痛だと思い普通に生活している人もいます。

病院での診察では、骨が完全にくっつくまでコルセットの着用するといった治療になります。

一般的に3か月程度のコルセットの着用となりますが、あくまでも目安で骨粗しょう症の程度や個人の回復力なども含めると半年はかかると考えた方がいいようです。

それと並行して、骨粗しょう症の薬を処方されることになるでしょう。

腰椎圧迫骨折の禁忌事項は

腰椎圧迫骨折の時に時に気を付けないといけない動作は、

  • 前かがみになる腰を曲げた動作、床からものを拾う、靴を履く、草むしりなどの動作は骨折部に強い力が加わりますから避けるべきです。
  • 後ろを振り向くようなとき上体だけを回したり、体を後ろに反らして倒す動作も、背骨に負荷がかかるため気を付けなければいけません。
  • 重いものを持ち上げる、買い物袋を持つ、孫を抱っこするなどの動作も避けるべきです。
  • 仰向けに寝るのも背骨への負担が大きくなるため、横向きの姿勢で寝る方がいいでしょう。
  • 背中を丸めたり、反ったり、捩じったりのストレッチは逆効果になるので控えましょう。
  • 座り過ぎも腰への負担が大きく背骨に圧が掛かります。たとえ30分でも同じ姿勢で座ると脊椎には負担となります。

骨粗しょう症の治療としては、骨密度や骨質の改善を目的とした薬物療法があります。

骨吸収抑制薬・・・古い骨を壊す体の働き(骨吸収)を抑える薬

骨形成促進薬・・・新しい骨を作る働き(骨形成)を促す薬 が処方されます。

その他としては、自分で投薬する注射など処方される場合があります。

骨を強くするためには適度な運動が必要不可欠。

いくら薬を飲んでも、運動不足では骨は強くなりません。

コルセット装着も、かかりつけ医の指示で外しても良いと言われたら、外すことをお勧めします。

コルセットとは、筋力の代わりになるようなものですが、つけすぎると逆に筋力を低下させてコルセットなしでは歩けないようなことになりかねません。

近年、ウォーキングなどの運動により、骨に衝撃が与えられ、骨の強度、密度が増すメカニズムが明らかになったそうです。ウォーキングで足が着地するとき適度な衝撃が奥部に伝わり、脳機能の維持・調整につながるという研究結果も報告されています。

骨密度を上げるウォーキングには、1日8000歩を推奨するという研究結果があります。その研究によると1日8000歩のウォーキングを週に3回以上4年間継続すると骨密度が約1.7%増加したとの報告が上がっています。

ここでズームアウトしてみましょう。

高齢者が週に3回、一日8000歩ウォーキングし、それを4年間継続すれば、骨密度が約1.7%増加する。

一見、素晴らしい報告ですが、果たして高齢者がこれを実行できるでしょうか?

町を歩く高齢者を見れば、「それはちょっと難しいのでは?」と思われると思います。

日常生活で1日8000歩歩くためには、歩き方を変える必要があると考えます。

現在の高齢者の歩き方を見てみると、足の裏に力が入っておらず、特に足先は地面についているだけで全く力が入っていません。

そのうえで、高齢と運動不足で衰えた太ももと脛の筋肉で足を上げて歩いているのですから、いつ転んでもおかしくない歩き方です。

この歩き方では1日8000歩はまず難しいと考えられます。

まずはウォーキングよりも、何かにつかまって、その場でジャンプする運動をお勧めします。

自宅にいてもできる運動で、しかも一日に1分~2分もやれば十分に効果が期待できます。

何しろ、一日に立ったままかかとを上げ下げする運動を50回程度するだけでも骨の強化になるとの研究もあるのですから。

しかし、何かにつかまって、ジャンプする、その時高くジャンプする必要はありません。

つま先は床についたままでも構いません。身体全体が上下にジャンプするように弾めばいいのです。

そうすることで、足先を使って地面を捉えることに慣れていきます。

これが実は重要なことで、私の推奨する「真・二足歩行」と呼んでいる歩き方は、実は人類が本来行ってきた、疲れない歩き方で、年をとっても歩ける人類の歩き方なのですが、

この歩き方は、簡単に言うと「常にかかとを浮かせて歩く」歩き方です。

なぜ、その歩き方なら疲れないのか?なぜ一生歩くことができるのか?

さらに詳しくは、私の著書「もう腰痛にならない」をお読みください。

ただ言えるのは、骨粗しょう症の予防にも、健康寿命にも、腰痛にも、人間の歩き方が大きく関係しているということです。


著書紹介

「もう腰痛にならない」は腰痛にならないための著書です。

内容は、ズバリ「歩き方を元に戻す」ことです。

人類本来の歩き方をすれば「腰痛にならない」だけではなく「生涯、自分の足で歩けるように設計されている」ということが書かれています。

現在の高齢者の歩いている姿は、ポチポチとトボトボと歩いています。それは、青信号の間に横断歩道を渡り切れないほど、そうでなくても50歳も過ぎれば「昔のように全力で走ることができる」という人が何人いるでしょうか?

動物の世界をちょっと想像してみてください。

そんな状態ではとても自然界では生きていけません。他の動物に捕食されることは当然として、自分で食べ物を探すことも獲物を捕まえることすらできません。

人類も元々はそのような過酷な環境で生きてきました。そんな人類の体が年を取ると歩くことすらままならない。走ることもできない。そのような設計なはずはありません。

ちゃんと人類の足腰も「生涯歩ける。生涯走れる」ように設計されています。

私はその歩き方を本来の二足歩行という意味で「真・二足歩行」と呼んでいます。

当然、あなたの足腰もそのような作りになっています。

「真・二足歩行」で、私も60歳を過ぎても元気に走り回れます。

私の真似をしてみましょう。

これからの超高齢化社会、自分の足で歩き、健やかな生涯を送りましょう。

一生 自分の足で歩きたいなら  >>>Amazon 

池本 秀仁

健康寿命研究家
1964年生まれ、30歳の頃、父親から足心療術という足を使い身体を賦活させる技術を学ぶ。その後、独学で温熱療法や手技による施術などを研究する。しかしどんな療法をもってしても、患者さん自身が自分の力で健康になろうと思い生活しないと決して生涯健康ではいられないということを感じ、誰もが健康生活を維持できる方法を研究する道を選ぶ。
現在は偶然発見した「真・二足歩行」が腰痛以外にも様々な健康効果を発揮することを実体験しながら、その成果を一人でも多くの人に広める活動をしている。
>>私の詳細プロフィールはこちら

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