おしりの筋肉をほぐすとどんな効果があるのか?
お尻には、全身の筋肉の中でもっとも大きな筋肉群になります。
まずはどんな筋肉で構成されているか見てみましょう。

上記の大殿筋は体の中で最も大きな筋肉です。私たちが二足歩行できるのはこの大きな大殿筋のおかげと言っても過言ではありません。
さらに腰痛で痛みを訴える人に多いのが外旋六筋のなかの梨状筋が固くなっている人をよく見かけます。
おしりには上半身を支える筋肉や下肢を動かす筋肉と要となる筋肉が集まっているので、ここをほぐすことは腰の痛みをとるのに効果的と言えます。
さらに、お尻の筋肉は先に述べたように、人体最大の筋肉群です。ゆえにおしりの筋肉が固いと全身の血行が悪くなり、様々な不調を起こすことになります。
腰痛の予防や改善だけにとどまらず、おしりの筋肉を柔らかく保つことは健康に大きなプラスとなるでしょう。

おしりほぐしに効果的な体操2つ
梨状筋伸ばしストレッチ

梨状筋と言われても一般的にはどこかわからないという人は多いと思います。
上の絵は正座をするところをですが、ちょうどかかととおしりが当たる場所の奥に梨状筋があります。梨状筋は深部にありますからわかりにくいのですが、大体の位置がつかめれば大丈夫です。

上の絵を見て梨状筋を伸ばしてあげましょう。自重を使うので効率がよく、グーッと体重をかけて梨状筋を伸ばしてあげましょう。
おしり歩きでお尻全体を使ってあげましょう。
おしり歩きをするだけで、おしりの血行が良くなり、全身に血液が巡りので腰痛改善や予防だけにとどまらず、様々な不調の改善につながりますので、ぜひやってみてください。
特に女性の方は、冷え性や便秘に悩んでいる方が多いですが、それらの改善にも効果が期待できます。

左右にリズム良く前に進んでみましょう。
他にもたくさんのストレッチや体操がありますが、毎日詰め込んでも長続きしません。
この二つに絞っておしりほぐしをするだけでも効果は期待できますから、欲張らずに2つを毎日やってみましょう。
ここでズームアウトしてみましょう。
腰痛の予防のために、あるいは改善のために努力するぞと思われた方は、素晴らしいと思います。
腰痛にしても、ひざ痛にしても、意外とほったらかしの方は実は多いのです。
「実はいつも腰が痛いけど、これと言って何もしていない。」
「最近、ひざが痛いけど、年のせいかな・・・」
このように、意外と何もしていない人が多いのです。
しかし、たかが腰痛、たかがひざ痛と侮ってはいけません。
ひざ痛ぐらいと思っていると、ひざそのものが変形したり、何年もほっておくと完全に回復できない状態にまで悪くなり、外科的手術を必要とするまで悪くなることがあります。
腰痛も同じです。腰痛の8割から9割は筋肉の疲労蓄積ですが、中には内臓疾患、特にがんなどからくる腰痛も存在します。
長い間、慢性的に腰が痛いからこれは持病なんだとか、もう年だから、老化で筋力が落ちたからなどと簡単にかたずけていると、取り返しのつかないこともあるということを理解しておくべきです。
何事も、身体からのサインを無視してはいけません。
私が推奨している「真・二足歩行」をすると8割~9割の腰痛にはならないと考えています。
もしも、それでも腰痛が起こったら、それは、筋力の使い過ぎや無理な姿勢での反動ではなく、内臓疾患やがんの疑いがあると考えて精密検査を受けるなどの対処をするといいと考えます。
身体からのサインを見落とさないためにも、普段の腰痛の憂いを取り除くことは意味があることだと考えます。
著書紹介

現在、腰痛に苦しんでいるあなたへ
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